仕事を探すとき、求人票に書かれている条件は、私にとって大切な判断材料です。
勤務時間や仕事内容だけでなく、健康保険や雇用保険などの社会保険についても確認して、「これなら大丈夫」と思って応募しました。
ところが、実際に働き始めてみると、求人票に記載されていた内容と、実際の手続きが違っていたことが分かりました。
雇用期間はたった1か月。
「短い期間だから」と、そのままにしてしまうこともできたかもしれません。
でも今回の経験から、求人票や雇用契約書に書いてあることをそのまま信じるだけでなく、働く側も制度について知り、疑問に思ったことは確認することが大切だと感じました。
今回は、私が実際に経験したことを振り返りながら、シニアになってから仕事を探すときに「知っておいてよかった」と思ったことを書いてみます。
求人票を見て「これなら大丈夫」と思って応募した

仕事を探すとき、私はハローワークの求人検索で求人票を見ます。
まず確認するのは「仕事の内容」。次に勤務時間や給料、雇用期間、そして「健康保険」「雇用保険」などの加入についてです。
今回見つけた求人は、雇用期間が1か月という短いものでした。それなのに、求人票には「健康保険」「雇用保険」ともに「あり」と記載されていました。
しかも、勤務先は地元では大きな大学病院でした。
「県立大学病院なら、1か月という短い期間でも、しっかり保険が付いているのだろう」
そう思ったことも、応募を決めた理由の一つでした。
応募して履歴書を送り、面接を受け、採用の連絡が来たときには、短期間の仕事とはいえ、嬉しかったことを覚えています。
ところが、就職初日の採用手続きで、健康保険についての手続きがありませんでした。
そこで私は、「求人票には健康保険の加入が『あり』となっていますが……」と確認してみました。
私が知りたかったのは、加入できるのか、できないのかということでした。
「加入できないのであれば、それはそれで仕方がない。でも、求人票には『あり』と書かれていたので、実際にはどうなのかを知りたい」
そんな気持ちで尋ねました。
しかし、結局、退職するまでの1か月間、私の疑問に対して明確な答えを聞くことはできませんでした。
求人票に書いてあることを信じて応募した私にとって、これは思いがけない経験でした。
判明したのは、退職して一か月経ってから

今回の仕事を退職してから、1か月ほど経った頃のことです。
65歳以上でも、一定の条件を満たせば雇用保険の基本手当(いわゆる失業給付)を受けられることを知っていました。
これまでの職歴だけでも雇用保険の加入期間は半年以上あったので、失業給付の手続きについて確認するため、ハローワークへ行きました。
そこで、手続きの中で思いがけないことを言われました。
「今回の就職で、雇用保険に加入した経歴が載っていません」
一瞬、耳を疑いました。
「え? 求人票にも雇用保険は『あり』となっていたし、雇用契約書にも加入することが書いてあります」
念のため持参していた雇用契約書を、ハローワークの方に見ていただきました。
そして、元の職場にも電話をして、
「離職票はいつ頃届きますか?」
と尋ねました。
すると、「事務局の方に確認してみます」とのことでした。
ここで初めて、私は「もしかして、雇用保険に加入していなかったのでは?」と考えるようになりました。
実は、雇用契約書には、雇用保険に加入するという記載がありました。
ですから、まさか実際には加入していないなどとは思ってもいませんでした。
ところが、ハローワークで確認したところ、今回の仕事について雇用保険の加入記録がないことが分かりました。
そこで私は、雇用保険の加入要件について調べることにしました。
私の場合は、雇用期間が1か月という短期の仕事だったことが関係していたようです。
「一か月の仕事でも、条件を満たしていれば加入できるのでは?」
そんな疑問が残りました。
求人票にも、雇用契約書にも「雇用保険あり」と書かれていたのに、実際には加入していなかった。
このことが分かったのは、なんと退職してから1か月後のことでした。
「求人票に書いてあるから大丈夫」と思っていた私は、かなり驚きました。
そして、もっと早く自分でも確認しておけばよかったと思ったのです。
求人票だけを信じず、自分でも確認すること

今回の経験で、私は初めて知ったことがあります。
求人票や雇用契約書に「加入あり」と書かれていても、実際の加入状況については、自分でも確認することが大切だということです。
今回、私が雇用保険に加入していないことが分かったきっかけは、離職票が届かなかったことでした。
これまでの仕事では、退職すると1か月以内には離職票が届いていたので、「そろそろ届く頃では?」と思い、ハローワークに問い合わせたのです。
そこで、
「今回の就職で、雇用保険に加入した履歴がありません」
と言われました。
これは、私にとってかなり驚きでした。
求人票には雇用保険「あり」と書かれていました。
さらに、雇用契約書にも雇用保険に加入する旨の記載がありました。
ですから、当然、加入しているものと思っていたのです。
そこで初めて、「なぜ雇用保険に入っていないのだろう?」と疑問に思い、加入要件について調べることにしました。
ハローワークの担当者からは、今回の私の契約について「雇用契約が31日以上ないと加入できない」と説明を受けました。
私の雇用期間は1か月でした。
そして、給料の支給日は翌月25日。まだ給料を一度も受け取っていなかったため、給与から雇用保険料が引かれているかどうかを確認することもできませんでした。
何より私は、求人票にも雇用契約書にも「雇用保険あり」と書いてあるのだから、加入しているものだと思っていました。
まさか、求人票に書かれている内容と、実際の加入状況が違うとは思ってもいなかったのです。
今回の経験から、短期の仕事をするときには、求人票や雇用契約書を見るだけでなく、分からないことがあれば自分でも確認することが大切なのだと感じました。
「期間が短いからこそ、働く条件について確認しておくことが大切なのではないか」
今回の1か月の仕事は、私にそんなことを考えるきっかけを与えてくれました。
書類は残しておいてよかったけれど

最初の契約書に書かれていた内容について、納得できない気持ちはありました。
でも、私にとっては、終わった職場のことをいつまでも考えるよりも、これからの仕事探しを進めることのほうが大切でした。
それまでの雇用保険の加入期間が6か月あり、今回の1か月分が加入記録に反映されなくても、失業給付を受けられることが分かりました。
失業給付を受けながら、次の仕事を探す。
私にとっては、その1か月分の給付も、これからの仕事探しを進めるために大切なものでした。
ハローワークから、大学に1か月雇用されて勤務したという事実を確認するため、大学側のサインが必要だと説明されたこともあり、私は必要な手続きを進めることにしました。
納得できないことはありましたが、今回はそこで立ち止まるのではなく、次の仕事へ進むことを優先しました。
この経験を引きずるよりも、次に仕事を探すときには、今回のことを教訓にして、自分でも働く条件をしっかり確認しよう。
そう考えるようになりました。

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まとめ:仕事を探すとき、私がこれから確認したいこと

「知っているつもり」と「自分で確認すること」は、違うのだと今回の経験で感じました。
これから仕事を探すとき、求人票で私が確認したいのは、次のようなことです。
- 雇用期間
- 勤務時間
- 給与
- 仕事内容
- 健康保険
- 厚生年金
- 雇用保険
- 有給休暇
- 契約更新の有無
- 交通費
- 求人票と、面接や雇用契約書の内容に違いがないか
そして、分からないことや気になることがあれば、「書いてあるから大丈夫」と思わず、応募前や採用時に確認することも忘れないようにしたいと思っています。
70歳を過ぎても働く人が珍しくなくなった今、どんな働き方を選ぶのかは人それぞれです。
私自身も、これから仕事を探すときには、仕事内容や条件だけでなく、自分の体力や無理なく続けられるかどうかも考えながら、働きやすい職場を見つけていきたいと思っています。
今回は1か月という短い仕事でしたが、私にとっては「働く条件について、自分でも知っておくこと」の大切さを考えるきっかけになりました。
求人票や雇用契約書に書かれていることは、もちろん大切です。
でも、それだけを見て「大丈夫」と思うのではなく、分からないことがあれば調べたり、確認したりする。
年齢を重ねてからの仕事探しだからこそ、自分にとって大切な条件を人任せにせず、自分でも確認することが大切なのかもしれません。
今回の経験を、これからの仕事探しに生かしていきたいと思います。
私の周りにも、70歳を過ぎてから仕事を探している人が増えています。
「高齢だから、このくらいの条件でも仕方がない」と最初からあきらめるのではなく、体力や仕事内容、働く時間など、自分にとって大切なことを考えながら、自分に合う職場を探していきたいですね。
私自身も、今回の経験を生かして、これからも無理なく続けられる仕事を探していきたいと思います。

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