最近、雑誌やネットで「シニアの一人旅」に関する記事をよく目にするようになりました。
日帰りや1泊2日をすすめる内容が多く、「手軽に行ける旅」として人気のようです。
確かに、気軽に出かけられるのは魅力です。
でも実際に旅をしてみると、「少し慌ただしい」と感じることはないでしょうか。
私自身、これまでいくつかの旅を経験してきて、たどり着いたのは
“近場ならバス旅、泊まりなら2泊3日がちょうどいい”というスタイルでした。
無理をせず、ゆったりと過ごせる旅だからこそ、心にも体にもやさしい。
今回は、そんな私の体験をもとに、シニアにおすすめしたい一人旅のかたちをご紹介します。
シニアの一人旅が人気の理由

時間に余裕ができたシニア世代の一人旅が、今人気だと聞きます。
私も一昨年から一人旅を始めましたが、バスで2時間以内の距離であれば、迷わず日帰りで出かけるようになりました。
新幹線のような速さはありませんが、その分、ゆったりと流れる景色を楽しめるのがバス旅の魅力です。車窓から眺める街並みや季節の風景に、思わず見入ってしまうこともあります。
出かける際は、行きたいお店の開店時間に合わせてバスに乗るようにしています。予約がいらないため、「行ってみよう」と思い立ったときにすぐ出かけられるのも、バス旅ならではの良さです。
ただし、混み合う時期は途中の停留所からでは乗れないこともあるため、始発の場所まで移動するなど、少し工夫をしています。
現地では、特別に買い物の予定がなくても、ウインドショッピングを楽しんだり、普段とは違う美味しい食事を味わったりするのも楽しみのひとつです。
平日に利用すると、隣に誰も座らないことも多く、気を遣わずに過ごせるのも嬉しいところです。
知らない町をのんびり歩き、気になるお店があればふらりと入ってコーヒーをいただく。そんな気ままな過ごし方ができるのも、一人旅の良さだと感じています。
買い物が目的ではないので、ただ町を眺めながら歩くだけでも十分に楽しく、道端に咲く花や木々の様子を写真に収める時間も、私にとっては大切なひとときです。
次はどの町に出かけようか——そんなことを考える時間も、また楽しみのひとつになっています。
無理をせず、自分のペースで楽しめるのが、シニアの一人旅の一番の魅力かもしれません。
日帰り・1泊2日旅のメリットと少しの物足りなさ


日帰り旅の気軽さや安心感も魅力ですが、函館や長野の善光寺を訪れたときには、2泊3日の日程で出かけました。1泊2日では物足りないと感じたからです。
どちらの旅でも、同じホテルに連泊し、そこを拠点にして近くの観光地へ歩いて出かけるスタイルにしています。
函館や長野県までは日帰りでも行ける距離ですが、私は「歩き疲れたら一度ホテルに戻って休み、また出かける」という、のんびりとした過ごし方が気に入っています。そのため、あえて2泊3日で予定を組むようにしています。
宿泊となると荷物は少し増えますが、同じホテルに泊まることで、不要な荷物は置いたまま身軽に動けるのが大きなメリットです。観光地に近いホテルを選べば、無理なく何度でも足を運べるので安心感があります。
函館では五稜郭の近くに、長野では善光寺の近くに宿を取りました。到着した日と翌日、同じ場所をもう一度訪れることができたのは、近くに泊まっていたからこそだと思います。時間帯を変えるだけでも、景色や雰囲気が違って見えるのが印象的でした。
最終日は、チェックアウト後に荷物をコインロッカーに預け、隣の駅まで足を延ばしました。帰る直前まで無理なく楽しめたのは、3日間という日程に余裕があったからだと感じています。
時間に追われずに過ごせることが、2泊3日の一番の魅力かもしれません。
私が「近場のバス旅」を選ぶ理由

まだ免許の返納はしておらず、高速道路を利用することもありますが、運転にはやはり気を遣います。運転中は景色をゆっくり楽しむ余裕もなく、安全に気を配ることで精一杯になってしまいます。
その点、バス旅は運転をしなくてよい安心感があり、車窓からの景色をゆったりと楽しめるのが大きな魅力です。移動時間そのものが、旅の楽しみのひとつになっています。
日帰りの場合は、何より荷物が少なく、バッグひとつで出かけられる手軽さも嬉しいところです。体への負担も軽く、気軽に「行ってみよう」と思えるのが魅力です。
バスを降りて町を歩くと、自然と歩数も増えていきます。お店を眺めながら歩いていると、気がつけば一万歩ほど歩いていることもあります。
疲れていなくても、1時間に一度はベンチで休憩し、持参した水筒のお茶を飲んだり、気になるお店があればコーヒーをいただいたりと、無理のないペースを心がけています。
思うままに歩き、ときには欲しいものを探しながら歩く時間も、楽しみのひとつです。
帰りのバスは、午後4時前には乗るようにしています。自覚がなくても疲れがたまっていることを考え、また混み合う時間を避けるためにも、少し早めの帰宅を心がけています。
無理をしないことが、また次の旅へとつながる——そんなふうに感じています。
だからこそ、日帰りのバス旅でも満足度の高い時間を過ごせているのかもしれません。
年齢を重ねたからこそ、“無理をしない旅”が心地よく感じられるようになりました。
≪国内旅行≫登山・温泉・おひとり参加限定など、テーマ別ツアーが満載!泊まりなら“2泊3日”がちょうどいい理由

私が2泊3日を選ぶ理由は、日程にゆとりが生まれ、無理のない旅ができるからです。
1日目は移動に時間がかかるため、到着後は夕食までの間に、近くの観光地を軽く散策するようにしています。ホテルは朝食のみのプランにしているので、夕食は外でお店を探す楽しみもあります。
2日目は、事前に調べておいた観光地へ出かけます。朝は無理をせず、余裕をもって行動し、夕方にはホテルに戻るようにしています。だいたい7時頃までには戻り、疲れた足をマッサージしたり、ストレッチをしたりして、体をいたわる時間も大切にしています。



また、到着した駅に新幹線が乗り入れている場合は、併設されている観光案内所に立ち寄るようにしています。
以前、黒部ダムへ出かけた際も、経路やバスの時間など詳しい情報を教えていただきました。
「できるだけ楽に移動できるように」と親身に相談に乗っていただいたおかげで、迷うことなくスムーズに観光を楽しむことができました。こうしたサポートがあるのも、旅先での安心感につながっています。
最終日は、少し早めにチェックアウトをし、コインロッカーに荷物を預けてから観光に出かけます。帰りの新幹線までの時間を有効に使えるので、最後までしっかり楽しむことができます。
函館からの帰りの新幹線では、お弁当を食べたあと、ついぐっすり眠ってしまいましたが……(笑)それだけ充実した旅だったのだと思います。それでも翌日には、盛岡へ出かける元気もありました。盛岡の旅については、別の記事でご紹介しています。
盛岡日帰り旅の記事は、こちら
時間に余裕があることで、心にも体にもやさしい旅になると感じています。
季節限定!お得なシティホテルまとめ:自分に合った旅の形が一番

日帰り旅や、1泊2日の旅も良いなと感じています。
出かける場所によって、ホテルに泊まるのか、何泊にするのかを考える時間も、旅の楽しみのひとつです。
大切にしているのは、「無理をしないこと」。
日帰りだけが良いとか、2泊3日でなければいけないと決めつけず、そのときの体調や行き先に合わせて、柔軟に選びたいと思っています。
旅先では、疲れて歩けなくなるほど無理をしないことを心がけています。たとえ歩き疲れても、次の日に疲れを残さないよう、夜寝る前にストレッチをしたり、必要に応じて薬で筋肉痛をやわらげるなど、自分なりに工夫をしています。
年齢を重ねた今だからこそ、体力に合わせて無理なく楽しめる旅が、いちばん心地よく感じられます。
これからも、自分に合ったペースで、心も体も喜ぶような旅を続けていきたいと思っています。
同じように旅を楽しみたいと思っている方の参考になればうれしいです。
函館一人旅はこちら
長野、黒部ダムへの旅はこちら

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