ついこの前、ほんの小さな段差につまずいて転んでしまいました。年を重ねると、たったこれだけのことで大けがにつながることもあります。今回はその経験から学んだことをお伝えします。
縁石につまづいて転んだ時のこと

骨折はしなかったものの、車道と歩道の間の縁石につまずいて転んだことがあります。
その日は近所に回覧板を届けた帰り、ちょうど来ていたバスに乗ろうと慌てて道路を渡った瞬間でした。住宅地の中で横断歩道もなく、縁石が思ったより高かったのです。
顔を打って初めて転んだことに気づくほど、一瞬の出来事でした。幸い、骨折はなく、かかりつけ医の脳神経内科でMRIを撮ってもらい異常なし。ただ先生からは「1か月は体調に注意を」と言われ、硬膜下血腫について説明を受けました。
硬膜下血腫は高齢者に多く、頭を打った後に少しずつ出血が進み、数週間から数か月後に頭痛や言葉のもつれ、歩行の異常などが出ることがあるそうです。
私もその説明を聞いてからの1か月は、少し頭が痛いだけでも不安になったのを覚えています。
幸い大きな変化はなく、今はホッかり確認して、落ち着いて行動することが大切です。

硬膜下血腫を経験した人の話を聞いて

MRIでは異常が見つからなくても、後になって症状が出てくることがあるそうです。
医師からも「頭を強くぶつけたり転倒した場合は、1か月ほどは体調に注意し、頭痛が続くようなら救急病院へ行くように」と言われました。
幸い、私は何事もなく1か月を過ごせましたが、脳神経内科で出会った女性の話が忘れられません。
その方は自転車で転倒して頭を打ち、最初は何ともなかったのに、1か月後に頭痛がひどくなり病院を受診。検査の結果、硬膜下血腫と診断され、血の塊を取り除く手術を受けたそうです。
外見では分からなくても、頭の中で出血が進むことがあると知り、転倒の怖さを改めて感じました。
硬膜下血腫は、脳の外側に血がたまり脳を圧迫するため、言葉が出にくい、手足がしびれる、舌がもつれるなど、脳卒中に似た症状が現れることもあるそうです。
転んで骨折してしまうと、動けない期間に筋肉や骨量が一気に減ってしまいます。
やはり、「転ばないこと」こそが健康寿命を守る第一歩だと実感しました。
特に、歩いて転ぶことと、自転車での転倒とは、けがの程度が異なります。自転車に乗る時は、慎重にしたいと改めて思いました。

転ばないために心がけていること!

今回、骨折はしなかったものの、「骨密度を高めておくことの大切さ」を改めて感じました。
苦手な牛乳も薬と思って飲み、ビタミンDを補うためにきのこ類を意識して食べています。さらに、日光を浴びながらの散歩や、サバ缶などカルシウムを多く含む食品も積極的に取り入れています。
食事だけでなく、筋トレやストレッチで筋力の低下を防ぐことも意識しています。最近は「かかと落とし」が骨を刺激して骨密度を上げると聞き、毎日数回取り入れるようにしています。
また、生活の中でも転倒を防ぐ工夫をしています。
たとえば、日が短くなって暗くなる時間帯には、人感センサー付きの照明を玄関に設置し、帰宅時の足元を明るくしました。
靴を履くときは無理に立ったままではなく、手すりにつかまったり座って履いたりしています。
さらに、荷物はリュックにして両手を空けておくようにしています。
万一バランスを崩しても、どこかにつかまれば転倒を防げます。
こうした小さな工夫の積み重ねが、「転ばない体づくり」につながっていると感じています。
まとめ:健康寿命を守るために転ばない工夫を!

最近、同い年の友人がほんの少しの段差で転び、骨折してしまいました。骨量は十分にあったそうで、「骨折は骨密度だけの問題ではない」と感じました。
私自身もジムに通ったり、普段からなるべく歩くようにしていて、1日8,000歩を目標にしています。食事面でも、牛乳や小魚、青菜、大豆製品など、骨や筋肉を支える栄養を意識して摂るようにしています。
家の中でも、こたつ敷きで滑ったことをきっかけに敷物を見直したり、段差や足元に気を配るようになりました。硬膜下血腫の話を聞いた経験も、体調だけでなく「住まいや生活習慣を見直す大切さ」を教えてくれたと思います。
転ばない工夫をすることは、結果的に“自分らしく生きる時間”を延ばすことにつながります。
私の体験が、皆さんの「気をつけよう」という意識につながれば嬉しいです。
体調を整えるには、腸を大切にしたい。私が摂取している美味しくて乳酸菌や短鎖脂肪酸が入ったサプリ、おススメです。

コメント