最近、人の名前が出てこなかったり、買い物のメモを忘れたり…。歳のせいかと思っていたけれど、「もしかしてMCI(軽度認知障害)かも?」と気になり始めました。
MCIは、認知症の一歩手前とも言われる状態。でも、正しく知ることで予防や改善もできるそうです。この記事では、MCIの特徴や早期発見のポイント、予防のために私が調べたことをご紹介します。シニア世代として、前向きに備えるヒントになれば幸いです。
MCIの主な症状・気づきのサイン

人の名前が思い出せない、なんていう事は私や若い人にもありますが、同じことを何度も聞くというのは、もしかしたらMCI ?MCIって認知症とは違うのかな?
自分では気が付きにくいので、家族に気づいてもらう事が大事なのかもしれません。一人暮らしをしていると気付くのが遅れてしまうかもしれません。定期的に家族と話しをしていれば、きっと気付いてもらう事もできますよね。
以前私が、脳神経内科の先生に「認知症が心配で・・」と話した時、「自分で言うくらいの人は大丈夫」だと言われました。認知症になると、自分で判断が出来なくなるので、家族が気づくケースがほとんどだそう‥。

やさしくわかる「MCIの検査」と「予防のためにできること」

MCI(軽度認知障害)とは?
認知症ではないけれど、「ちょっと物忘れが増えたかな?」と感じる状態のこと。
ふだんの生活はふつうにできるけれど、「あれ、さっき何をしようとしてたんだっけ?」と感じることが増えてきたら、注意が必要です。
職場で話をしていても、イタリアンのあのお店の名前は? にこやかにあいさつをされたあの方はどなた?若い方でもあるかもしれない物忘れ、年とともに増えてきました。
生活に支障をきたすほどでは無くても、気になりますよね。そんな時には、医師に相談してみましょう。今の状況を知ることが大切ですよね。


MCIの検査は何をするの?
検査といっても、特別な準備は必要ありません。病院では、次のようなことをします。
簡単な質問(紙と鉛筆でできるテスト)
- 今日の日付や曜日を答える(令和〇年〇月〇日〇曜日)
- 簡単な計算や、言葉を覚えてから少し後に思い出す
- 知っている野菜を出来るだけ多く書く
- 絵を見て、まねして描く
→ ※例:「りんご、電車、学校」など3つの言葉を覚えて、数分後に思い出せるかどうか
長谷川式スケールや、モントリオール検査(MoCA)というものがあり、どちらも10〜15分くらいで終わります。
必要に応じて、脳の写真(MRIやCT)を撮ることも
- 頭の中に異常がないか、萎縮(やせてきていないか)を調べます。
「検査はちょっと怖い…」と思う方もいるかもしれませんが、MRIやCTは検査室で寝ているだけの検査で、注射や痛みもありません。MRIはちょっとうるさい音がするけれど、お話したり、簡単な作業をするだけですのでご安心を。

MCIの予防や改善のためにできること
- 食生活(抗酸化作用のある食材など)
- 運動習慣(ウォーキング、筋トレ)
- 脳トレ(読書、日記、会話、趣味)
- 社会とのつながりを保つことも大切

MCIは、生活の工夫で改善することもあると言われています。次のようなことを毎日コツコツやってみましょう。

よく歩く・よく動く
- 1日30分ほどのウォーキングや、体操、ジムなど
- 動くことで、血のめぐりがよくなり、脳も元気になります。

人と話す・笑う
- 会話や笑いは、脳のいい刺激になります
- 家族や友人とおしゃべりするだけでも効果的です
新しいことにチャレンジ
- 趣味を続ける、新しいことを始める(俳句、カラオケ、料理など)私も久しぶりに第九の会に参加して合唱を楽しんでいます。
- 「考えること」「覚えること」が自然にできる環境づくりをしたいですね。
食事に気をつける
- 野菜や魚を中心に、バランスよく食べる事が大事です。サラダは、オリーブオイルと粉チーズを掛けて食べます。粉チーズの塩分で美味しく頂けるし、カルシウムが豊富と聞いたので一石二鳥ですね。
- とくに「青魚(さば・いわし)」や「オリーブオイル」は脳にいいとされています。サバ缶でもOK
睡眠とストレスケア
- よく眠ることも大事です。日中、身体を動かすことでよく眠れるようになります!
- ストレスをためないよう、のんびりとした時間も忘れずに

まとめ:早めの気づきと小さな努力が大切

何か変だなと感じたり、身近な人に指摘されたら、進んでお医者さんに見て頂きたいものです。早めに対処することで、治る認知症もあるそうです。
自分の病気を知ることが大切で、できればそれ以上進まないようにしたいものですね。
年齢と共に物忘れが少しづつ多くなったりしますが、生活を楽しんで行きたいですね。

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