断捨離を始めてみると、なかなか手放せないものがありました。
その一つが、昔夢中になっていた趣味の材料です。
手仕事は脳トレにもなりそうだし、
家の中でも、出先でもできる、コンパクトな趣味があったらいい。
そう思ったことをきっかけに、30年ぶりに刺し子に挑戦することにしました。
やりたいのに、なかなか始められなかった刺し子

刺し子をやめたのは、自己流で始めたので、作れるものは布巾だけ。
それ以上に広がらず、仕事を始めたこともあり、いつの間にか針を持たなくなっていました。
それでも今回、ほどけた刺し子の糸で、また縫い始めました。
大きな作品を作るつもりはありません。
まずは布巾を一枚仕上げながら、時間のある日に本屋さんで刺し子の本を探してみようと思っています。
小さなものでも、新しいものが一つできたら、
「もう少し続けてみようかな」と思えるかもしれない。
シニアになって、目が疲れやすくなったり、集中力が続かなかったりしても、
やりたい気持ちまで手放さなくていいのだと、今は感じています。
30年ぶりの刺し子、今の私に合った始め方

30年ほど前、夢中になっていた趣味のひとつに「刺し子」があります。
当時使っていた布が手元に残っていて、
「もう一度やってみようかな」と思ったのが、今回のきっかけでした。
せっかく始めるなら、新しいきれいな糸でやってみたい。
そう思って、久しぶりに手芸店をのぞいてみたのです。
そこで目に留まったのが、やさしい色のピンクの糸と「花刺し」の布でした。
これを見た瞬間、「これを作ってみたい」と素直に思いました。
糸が絡まるという小さなアクシデントはありましたが、
それでも今日から、ようやく刺し子を縫い始めることができました。
今回は、無理をしないこと。
一針でも縫えたら、それでOK。
余裕がある日は続けますが、以前のように夢中になりすぎないことも大切にしたいと思いました。
というのも、続けて縫っていると目が疲れてしまうのです。
「若いころと同じようにはいかない」それを感じたからこそ、せっかく始めた刺し子を、無理なく続ける選択をすることにしました。
まずは布巾の形に仕立てるため、周りをぐるりと縫うところから。
外周がやっと終わり、ようやく花刺しのきれいな円を縫い始められるところまで来ました。
完成はいつになるか分かりませんが、
まずはこの一枚を、最後まで仕上げることを目標にしています。
刺し子を縫いながら、断捨離の考え方が変わってきた

刺し子のいちばん良いところは、少しずつできることだと感じています。
一気に仕上げなくてもいい。
糸が絡まって、数日ほどくことに時間を使いましたが、その時間さえも楽しくて、のんびり向き合えるのが刺し子でした。
だから、できるときに、できる分だけ縫う。
そう決めました。
そんなふうに刺し子と向き合ううちに、
「新しいことを無理に始めなくてもいいのかもしれない」
「断捨離も、そんなに急がなくていいのかもしれない」
と思うようになりました。
処分しようとしていた材料も、
もう一度手に取ってみれば、まだ使えるものがある。
捨てる前に、できることから始めてみればいい。
刺し子を通して、そんなことに気づいたのです。
断捨離の中には、着物の処分もありました。
でも、やっぱり着物は着たい。無理に処分をしなくてもいいかも。
時間ができたら、着付けの仲間と一緒に練習をして、ランチに出かけるのもいいなと思っています。
やる気が起きたときに、
やれることを、少しだけ頑張る。
不要なものは片づけながらも、
夢中になってやっていたこと、今でもできそうなことを、もう一度見直していきたい。
集中力が続かない日もありますが、
できるときに、できることを、少しずつ。
今の私には、それくらいがちょうどいいようです。
ほどけた糸のそばにあった、やりたい気持ち

新しいことを探しに行くのではなく、
今、手元にあるものを見直すところから考えていこうと思います。
これまでいろいろなことをやってきた経験の中に、
これからもできそうなこと、続けたいと思えることが、きっとある。
今の自分の体力や暮らしに合った形で、それを続けていきたいのです。
夜は目が疲れるので、刺し子は明るい時間だけ。
疲れた日は、無理をしない。
途中でやめても、それでいい。
やりたい気持ちをあきらめるのではなく、
やり方を少し変えて、続けられる形を探していきたいと思います。
やりたいことは、遠くに探しに行かなくても、
ほどけた糸のそばに、そっと置いてあるのかもしれません。



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