70歳のひとり旅!函館の朝市と夜景に感動【旧函館区公会堂と函館山】

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旅行

函館の街をのんびり巡る2日目。
旧函館区公会堂の優雅な洋館に魅了され、翌朝は朝市で新鮮な海鮮丼を堪能。
そして旅の締めくくりには、ロープウェイで登った函館山の夜景に感動しました。
70歳での初めてのひとり旅。少しの勇気が、忘れられない体験を連れてきてくれました。

函館山へバスで出発!

雨の中でも感動的な夜景でした

函館山に行こうと思っていた二日目の午後は、あいにくの雨。
ロープウエイ、バス、タクシーと行き方はいくつかありますが、私はバスを選びました。
理由は、ロープウエイが少し苦手なことと、節約も兼ねてのこと。
ロープウエイが往復1,800円に対し、バスは片道250円で山頂まで直通です。

◆バスで山頂へ、幻想的な夜景の始まり

函館駅前のバス停にはすでに長い行列。
私が並んだ時には1便分が満席で、「次のバスになります」と係の方に言われましたが、
10分もしないうちに次の便が到着し、無事に乗車できました。

山道に入ると、車内アナウンスで「これから照明を消します」との声。
室内の明かりが消え、外の夜景が少しずつ浮かび上がると、車内からは自然に「わあっ!」という歓声が。
雨に煙る街の灯りが、まるで宝石のように輝いていました。

◆雨の中で見る夜景は、想像以上に美しい

展望台に着くと、傘を差しながら夜景を眺めました。
テレビや写真で何度も見たことのある景色ですが、自分の目で見る光はまったく違いますね。
雨に濡れた街が光を反射して、より幻想的でロマンチック。
しばらく言葉も出ないほど見とれてしまいました。

◆展望台での出会いも旅の思い出に

お土産売り場を見て回り、帰りのバスを待っていると、隣にいた女性に話しかけられました。
お互い同じ県内から来ていたことがわかり、すぐに意気投合。
その方もひとり旅で、私よりひと回りほど若く、大きなリュックひとつでの旅だそうです。
「キャリーバッグは階段が不便でね」と話す彼女に、思わずうなずきました。

短い時間でしたが、旅の情報を交換しながら過ごした待ち時間は、とても温かいひととき。
こうした思いがけない出会いがあるのも、ひとり旅ならではですね。

函館山の夜景の後、思いがけない出会い

函館山の展望台は思った以上に寒く、下山したころにはすっかり体が冷えてしまっていました。
駅前で見つけたラーメン屋さんの行列に並び、温かいラーメンと餃子で体を温めることに。
隣に座ったのはオーストラリアから来た若い女性。
片言の日本語で「オイシイデス」とにこやかに話しかけてくれ、旅先ならではの心温まる時間になりました。
帰り際に「ハジメマシテ!」と笑顔で言われて、思わずこちらも笑って「さよなら」と手を振りました。

◆旅の終わりに感じたこと

雨の中でも出かけてよかった――そう思える夜でした。
世界三大夜景と称される函館山の景色は、想像を超える美しさ。
そして、旅先での出会いが心に残る時間をつくってくれました。

70歳のひとり旅。
思い切って出かけて、本当によかったと感じた瞬間でした。

金森赤レンガ倉庫から旧函館区公会堂へ 偶然の出会いが導いたひととき

2階の大広間、広いです。貸衣装のドレスを着ていらっしゃる方もいました。

実はこの日、夜景を見に出かける前に、もうひとつ素敵な出会いがありました。

午前中、金森赤レンガ倉庫をひとりで散策し、歩き疲れてベンチでひと休みしていたときのことです。
「旧函館区公会堂へ行きましたか? タクシーで800円くらいなので、一緒に行きませんか?」
そう声をかけてくれたのは、同じようにひとり旅をしていた女性でした。

タクシーを探してみたものの見つからず、「歩いて行けるかもしれませんね」と話しながら、ふたりで坂道を登ることに。
名前も知らない相手なのに、不思議と気が合って、まるで以前からの知り合いのように話が弾みました。

明治の香り漂う旧函館区公会堂

明治43年(1910年)に建てられた旧函館区公会堂は、国の重要文化財にも指定されている歴史ある建築物です。
ブルーグレーとイエローのコントラストが美しい西洋風の木造建築で、かつては皇族の宿泊にも使われた格式ある館でした。

入場料は300円。
館内に入ると、広々としたホールやバルコニー付きの部屋、貴賓室などがあり、明治・大正時代の雰囲気をそのまま感じられます。

とくに印象的だったのは、部屋ごとに異なる床のデザイン
六角形や四角形の寄木模様(パーケットフロア)が施され、まるでモザイクのような繊細で美しい木目が広がっています。
北海道産の木材も使われているそうで、幾何学模様の床が、館全体にクラシックで温かみのある雰囲気を添えていました。

旅の出会いが思い出を彩る

「これは珍しいですね」と感心しながら、ふたりで写真を撮り合い、ゆっくりと館内を巡りました。
豪華で優雅な造りの館内を見学していると、まるで明治の時代にタイムスリップしたよう。

観光地を巡るだけでなく、こうして旅先で誰かと時間を共有するのも、ひとり旅の醍醐味ですね。
思いがけない出会いに感謝しながら、公会堂を後にしました。

最終日に函館朝市で食べる海鮮丼

最終日の朝は、前日の冷え込みが嘘のように晴れ渡り、早起きして函館朝市へ向かいました。
駅前からすぐの場所にあり、開店直後からすでに観光客や地元の人でにぎわっています。

新鮮なイカやウニ、イクラが並ぶ屋台を眺めて歩くだけでも楽しいのですが、
やはり外せないのは名物の「海鮮丼」。
迷った末に、カニ飯セットを注文しました。
口に入れた瞬間、海の香りと甘みがふわっと広がり、「やっぱり函館まで来てよかった」と思える味でした。

食後には、店先の人とのちょっとした会話も楽しく、
「また来てくださいね」と笑顔で送り出してくれたその言葉が、旅の締めくくりにぴったりでした。

まとめ

函館で過ごした2泊3日の旅は、観光地を巡るだけでなく、人との出会いや街の雰囲気、そして地元の味に触れることで、心に残る時間となりました。
最終日の朝に食べた海鮮丼の新鮮な味わいは、旅の締めくくりにふさわしく、「また来たい」と思わせてくれるものでした。
70歳で初めてのひとり旅――少しの勇気が新しい世界と自信を与えてくれたように感じます。
あなたも、気になっていた場所へ小さな一歩を踏み出してみませんか?

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