「もう歳だから無理かも…」そんな不安と戦いながらも、私は現在、任期満了をきっかけに転職活動中です。近くに面接の予定もあり、結果はどうであれ、自分なりにできる準備を進めています。今回は、70代の私が実際に行っている面接対策や、気持ちを整えるための工夫についてご紹介します。同じように新しい一歩を踏み出そうとしている方の参考になれば幸いです。
任期満了をきっかけに再スタート

履歴書はいつでも出せるように準備万端 小さな積み重ねが、自信につながります
60歳から官公庁関連の仕事を中心に続けてきましたが、今月末で任期満了となり、退職の予定です。そして、現在は新しい職場を探して転職活動を始めています。
年齢的に「今さら転職?」という不安がまったくないわけではありません。でも、これまでに培ってきた経験やスキルは、まだまだ社会の役に立てるはず。そう思って、もう一度チャレンジしてみようと前向きな気持ちで準備を進めています。
時には「いっそ仕事は辞めて、趣味の旅行や家庭菜園に時間を使うのもいいかもしれない」と思うこともあります。のんびり暮らすのも良いかな・・
でも――「今が一番若い」という言葉がいつも心にあります。年金だけでは将来に少し不安もありますし、何より仕事を通じて社会とつながることは、私にとって大切な“脳トレ”であり“生きがい”でもあるのです。
人生100年時代。年齢を理由にあきらめるのではなく、「できることがあるうちは続けたい」と思っています。

情報収集と応募先の選び方

大事なのは情報収集と応募先の選び方
転職活動にあたっては、まずハローワークインターネットサービスを毎日確認しています。ただ、最近は求人数も多くはなく、なかなか希望に合うものが見つかりにくいのが現実です。
そこで、派遣会社にも登録し、子どもたちが住んでいる県外の街にも視野を広げて探しています。今の時代、オンラインでの情報収集ができるのはありがたいですね。
ただ、高齢になると事務職の求人は非常に狭き門。どんなにスキルや経験があっても、面接でそれに触れてもらえないことも多いのが正直なところです。「年齢」でふるいにかけられてしまうような場面もあります。
応募先を選ぶ際に私が大事にしているのは、
- 通勤のしやすさ
- 勤務時間や仕事内容の無理のなさ
- 健康保険や雇用保険(失業保険)に加入できるか
といった、現実的で生活に直結する条件です。
いろいろ探してみて、やはり年齢を重ねても受け入れてもらいやすいのは官公庁関連の仕事だというのが、私の今の結論です。もちろん、まだまだ一般企業でも「年齢よりも経験を重視する」という会社もきっとあるはず。高齢者でも働ける場がもっと増えることを願いながら、前向きに転職活動を続けています。
面接前にやっていること

緊張しても、一歩前へ チャンスは思わぬところにあるかもしれません
履歴書や職務経歴書は、パソコンで管理しています。日付や応募動機をその都度更新するだけで、いつでも印刷できるようにしてあるので、応募のたびに慌てることはありません。
また、面接を想定してよく聞かれる質問への答え方を練習しています。特に聞かれることが多いのは、
- 自分の長所と短所
- 健康状態について
といった点です。
年齢のことを聞かれることはありませんが、「この年齢でも安心して任せられる人かどうか」は見られていると感じます。だからこそ、年齢をカバーできるような前向きな伝え方を意識しています。
たとえば、
- 健康管理のためにジムに通っていること
- 趣味を通じて人との交流を大切にしていること
などを面接の中でさりげなく伝えるようにしています。これまでの経験だけでなく、今も意欲的に生活していることや、社会とのつながりを大切にしていることをアピールするようにしています。
面接は緊張しますが、準備をしっかりしておけば、落ち着いて自分の言葉で話すことができます。「伝え方ひとつで印象は変わる」と信じて、前向きに取り組んでいます。
心の準備と「時の運」と捉える気持ち

元気で働くために、体づくりも大切 健康は、どんな職場でも活かせる“資格”です
現在は求人も少なく、ひとつの求人に応募者が殺到する状況です。だからこそ、採用・不採用は「時の運」と割り切ることが大切だと感じています。落ちたとしても、あまり引きずらないように気をつけています。
これまでにも何度か転職を経験していますが、面接では“相性”が大事だと実感しています。こちらが「話しやすい方だな」と思っても、採用人数が1名など少ない場合は、もちろん不採用になることもあります。それはもう仕方のないことだと思っています。
だからこそ、「今回はご縁がなかっただけ」と切り替えて、気分転換をしながらまた新たな求人を探すようにしています。落ち込んでいる時間がもったいないと感じるようになりました。
そして何より、仕事を続けるには健康がいちばん大事。無理をせず、疲れたら休む。気持ちが落ちたら散歩したり、趣味に触れたり。心と体のバランスを大切にしながら、焦らず一歩ずつ進んでいきたいと思っています。

まとめ:まだ働きたい。その気持ちを大切に

次の出会いは、きっとどこかに 「まだ働きたい」という気持ちを胸に。
ハローワークでの転職活動はもちろん、「仕事を探している」と周囲にも伝えるようにしています。相談できる人を持つことも大事だと感じています。ハローワークの職員、友人、家族との会話も力になります。
思いがけないご縁が生まれることもあるかもしれませんし、人とのつながりが新しい道を開いてくれることもあると信じています。
「まだ働きたい」という自分の気持ちは、年齢に関係なく大切にしたいと思っています。これまでの経験を活かせる職場、自分と相性の良い職場にきっと出会える――そう信じて、前向きに転職活動を続けています。
たとえ不採用だったとしても、それは次のチャンスにつながる学びだと思うようにしています。面接を受けるたびに、自分の言葉で伝える力が少しずつ磨かれていく感覚があります。
人生はまだまだ続きます。自分自身が「もう歳だから」と決めつけないことも大切。焦らず、あきらめず、「次こそは」と心を整えながら、新しい出会いを楽しみに、これからも自分らしく頑張っていきたいと思います。
- 体と心の健康を整えること
(ジムや脳トレ、趣味で気持ちを保つ) - 応募先を絞りすぎず柔軟に探すこと
(官公庁だけでなく派遣・県外も視野に) - 履歴書・職務経歴書は常に更新しておく
(パソコンで管理し、すぐ出せる準備) - 面接で伝える“人柄と意欲”を大事に
(健康に気をつけていることもアピール) - 不採用でも「次がある」と切り替える
(ご縁を信じて、焦らず次へ)
年齢よりも、意欲と行動が大切だと信じて!


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