毎年、赤シソが出回るこの季節になると、作りたくなるのが「シソジュース」。
鮮やかな赤色とさっぱりとした風味は、初夏の疲れを癒してくれるわが家の定番です。
今回は、昔から親しまれている赤シソジュースの簡単な作り方と、我が家での楽しみ方をご紹介します。写真付きで工程も分かりやすく載せていますので、ぜひ参考にしてみてください。
赤シソの効能と魅力


今年もまた、スーパーに赤しそが並ぶ季節になりました。
夏の定番「赤シソジュース」は、見た目にも鮮やかで、暑さで疲れた体を癒してくれる私のお気に入りです。
赤しそには、クエン酸による疲労回復効果や、抗酸化作用のあるポリフェノールも含まれているそうで、体にも嬉しい効能がたくさん。
私は毎年、夏バテ予防と何より「美味しいから!」という理由で作っていますが、健康にも良いとなれば、より嬉しいですね。
シソジュースは、酸味が効いていて、さっぱりとした飲み心地。クエン酸(お酢)を加えることで、より色鮮やかな赤に発色し、目でも楽しめます。
毎年作っては、子どもや友人にもお裾分け。「市販のものより濃くて美味しい!」と喜んでもらえるのが、また嬉しいひとときです。
赤しそは出回る時期が短いので、店頭で見かけたらすぐに買ってジュース作りに取りかかります。今年は庭の畑でも赤しそを育てているので、より新鮮なものが手に入ります。
作った後の赤しその葉は、冷凍しておけばもう一度ジュースに使えます。色味はやや薄くなりますが、風味はしっかりと残っていて、二度楽しめるのが嬉しいところ。さらに、残った葉は刻んで「ゆかりふりかけ」にしたりと、最後まで無駄なく使っています。
レシピを聞かれて伝えた友人の一人は、「3番だし」まで使ってシソジュースを作ったそう(笑)。さすがに3回目は色も香りもかなり薄くなっていたようですが、それでも美味しく飲めたと話してくれました。
赤しその季節はほんのひととき。
だからこそ、この時期ならではの手作りジュースを楽しみながら、夏を元気に乗り切りたいですね。
📝シソジュースの材料とおすすめの楽しみ方

シソジュースにはさまざまなレシピがありますが、私がいつも作っている分量は以下の通りです。
<材料>
- 赤しそ … 1束(葉のみ使用)
- 砂糖 … 1kg
- クエン酸 … 大さじ2(酢でも代用可)
- 水 … 2リットル
※私は少し割って飲むことが多いので、砂糖は多めです。
🌿私流の楽しみ方
完成した原液は、炭酸水や冷水で割って飲むとさっぱりして美味しく、夏にぴったり。
お酒が好きな方には、焼酎で割るのもおすすめです。ほんのり甘くて爽やかな香りが加わり、大人の晩酌にぴったりですよ。
🎨色が変わる、あの瞬間が楽しい!
赤しそを煮出しただけでは、液の色は黒っぽく見えるのですが、そこにクエン酸(または酢)を加えると……
パッと鮮やかな赤に変わります!
その瞬間を見るのが毎年の楽しみで、つい何度も見たくなります。
シソジュースの作り方





🍹シソジュースの作り方|鮮やかな赤に変わる、あの瞬間が楽しい!
私はクエン酸を使って作っていますが、お酢やレモン汁でも代用OKです。
赤しその煮汁が、赤黒い色から鮮やかな赤に変わる瞬間が大好きで、それを見たくて毎年作っているようなものかもしれません。
🔪準備と下ごしらえ
- 赤しそは「葉のみ」使用します。
束のままでは使わず、茎と葉を分け、葉だけを取り外します。 - 何度か水を替えながら、丁寧に洗います。
葉に付いた汚れや虫を取り除くように、優しくしっかり洗っておきます。
🍲煮出す工程
- 大きめの鍋に赤しその葉と水(2リットル)を入れ、火にかけます。
- 火加減は強火。葉が浮いてくるので、菜箸などで沈めながら加熱します。
- 沸騰してから2~3分煮ると、赤しその色が抜けて葉が緑色に変化します。
- 火を止めて、葉をすべて取り出します。
🍯仕上げ
- 砂糖(1kg)を加えてよく溶かします。
最近はキビ砂糖を使っていますが、白砂糖でもOK。甘さはお好みで調整可能です。 - 粗熱が取れたら、クエン酸(大さじ2)を加えます。
パッと鮮やかな赤色に変わるのが、この工程の醍醐味! - 熱湯消毒した保存瓶に移し、冷蔵庫で保存します。
📝補足:青じそでも作れる?
ちなみに、青じそでもシソジュースは作れます。
赤しそよりもかなり薄いピンク色になりますが、香りはむしろ強く感じるかもしれません。
味の違いを比べてみるのも面白いですよ。
いろいろな飲み方アイディア

🍹いろいろな楽しみ方|シソジュースはアレンジ自在!
私のお気に入りは、炭酸水で割って飲む方法。爽やかな喉ごしと、鮮やかな色がたまりません。見た目が涼しげなのも、気に入っているポイントです。
他にも、牛乳で割ったり、ヨーグルトに混ぜてラッシー風にするのもおすすめ。やさしい酸味とまろやかさが合わさって、デザート感覚で楽しめます。
さらに、凍らせてシャーベットにしたり、ゼラチンで固めてゼリーにしたりと、アレンジの幅が広いのもシソジュースの魅力。お好みの飲み方・食べ方を見つけるのも楽しいですよ。
☀️夏の定番ドリンクに!
「夏バテ防止に、ぜひ作ってみませんか?」
我が家では、シソジュースがないと夏が越せない!と言ってもいいほど、欠かせない存在になっています。
毎年、暑くなると「そろそろシソジュースの季節だね」と家族で話題になるほど。
季節を感じながら、体にも優しいドリンクを手作りする楽しさも感じられます。
シソジュースをおすそ分けした友人の“漬物アイディア”

シソジュースをおすそ分けすることが多いのですが、お料理上手な友人は、シソジュースを使って漬物を作るそうです。
きゅうりや玉ねぎに塩を振り、しんなりしたらシソジュースをかけて置くと色がきれいになり美味しい漬物になる、そうです。
今までやったことのなり利用法を教えてもらえるのも嬉しいですね。
ゼラチンで固めたシソジュースゼリーも美味しい。
残ったシソの葉は、乾燥してゆかりにしてご飯にかけたり、インターネットで利用法を調べると、梅紫蘇ご飯などのレシピが載っていました。無駄なく使えて便利なジュースです。
まとめ:しその葉は丁寧に洗って、美味しく安全に楽しもう

シソジュース作りで一番注意したいのは、葉の下処理です。
赤しそは葉の間に土や小さな虫がついていることがあるので、私は一枚一枚、裏表を確認しながら、何度も水を替えて丁寧に洗っています。
手間はかかりますが、ここをしっかりすることで、安心して美味しいジュースが楽しめます。
最近はスーパーでもシソジュースを見かけるようになりましたが、自分で手作りすれば、甘さや濃さも調整できて、何より安心・安全。
赤しそが店頭に並ぶこの時期、身体にも嬉しいシソジュースを、ぜひご家庭で作ってみませんか?
クエン酸は薬局で手に入りますが、酢やレモン汁でも代用可能です。
酸を加えることで、あの鮮やかな赤い色に変化する瞬間も、手作りならではの楽しみです。
暑い季節、冷たいシソジュースは疲れを癒し、気分もリフレッシュさせてくれます。
手作りの工程そのものが、季節を感じるひとときとなり、暮らしに彩りを添えてくれることでしょう。
色鮮やかな一杯で、今年の夏も元気に乗り切りましょう!
ぜひ、あなたの「夏の定番」に加えてみてくださいね。
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