函館へ向かう途中、どうしても心が落ち着かなかった場所があります。
それは、海の下を走るという青函トンネル。
「大丈夫」とわかっていても、初めての経験はやはり緊張します。
今回は、北海道新幹線はやぶさで通過したときの、私の正直な気持ちを書きました。
仙台駅で新幹線「はやぶさ」へ

私の最寄り駅には、北海道新幹線は停まりません。
まずは仙台駅まで新幹線で向かい、そこで乗り換えました。
ホームに滑り込んできたのは、北海道新幹線「はやぶさ」。
最高時速320キロ。
そのスピードで海を越えていくと思うと、それだけで胸が高鳴りました。
全席指定というのも、少し特別な感じがします。
仙台駅でお弁当を買い、
トイレも済ませ、
「これで大丈夫」と自分に言い聞かせてから乗り込みました。
準備は万端のはずなのに――
青函トンネルのことを思うと、胸が少しざわざわします。
海の下を走る。
そう考えるだけで、なぜか背筋が伸びました。
やがて車内アナウンスが流れます。
「まもなく青函トンネルに入ります」
その一言で、車内の空気が少し変わったように感じました。
表示板に赤い文字が現れ、
私は思わずじっと見つめました。
「本当に今から、海の下へ行くんだ」
けれど不思議なことに――
怖さよりも、「今、貴重な体験をしている」という高揚感のほうが強くなっていきました。
青函トンネルについてのアナウンス

列車がトンネルに入ったとき、車内の電光掲示板に赤い文字で
「青函トンネルに入りました」と表示されました。
その瞬間、少し背筋が伸びました。
続いて車掌さんのアナウンスが流れます。
青函トンネルは1964年に工事が始まり、完成までに24年かかったこと。
全長は53.85km、海面下約240mの地点を走っていること。
数字を聞くたびに、
「今、私は海の下を走っているのだ」と実感しました。
青函トンネル建設のきっかけは、かつての青函連絡船で事故が多発したこと。本州と北海道を安全に結ぶために計画されたと説明がありました。
歴史の重みを感じながらも、赤い文字表示が緊張感を増し、私は少しドキドキしていました。
緊張していたせいか、トンネルの中はとても長く感じられました。
実際には、列車の速度にもよりますが、通過時間はおよそ20分から25分ほどだそうです。
やがて列車が地上に出た瞬間、思わず深く息をつきました。
ほっとしたのと同時に、「北海道に着いたんだ」という実感が胸いっぱいに広がりました。
海の下を走る新幹線に乗った体験は、70歳の私にとって小さな冒険でした。
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青函トンネルを通る時間は、ほんの数十分かもしれません。
けれど私にとっては、大丈夫だと思っていても緊張感も漂う時間でした。
不安はゼロにはなりません。
でも、準備をして、一歩踏み出せば、
不安はやがて「経験」に変わります。
シニアになっても、
初めてのことにドキドキできるのは、幸せなことかもしれません。
もし迷っていることがあるなら、
ほんの少しだけ勇気を出してみませんか。
海の下を走ったあの日のように、
きっとその先に、静かな達成感が待っています。
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