年賀状の代わりに届いた友人からのメールに、私は思わず手を止めました。
「背骨の圧迫骨折になってしまって、しばらく動けないの」
彼女は、私と同じようにカルシウムを意識し、健康にも気を付けている人です。
それなのに、なぜ骨折してしまったのでしょうか。
骨粗鬆症は「カルシウム不足」が原因と思われがちですが、実はそれだけではありません。
この記事では、骨量を増やす努力をしている人ほど知っておきたい「骨折の本当の理由」と、今日からできる予防のポイントをまとめてみました。
友人がなった「背骨の圧迫骨折」とは?

寝返りを打つたびに背中や腰に激しい痛みが走り、身動きが取れなくなることもある――。
友人がなったという「背骨の圧迫骨折」は、そんなつらい症状を伴うことがある骨折です。
同い年の友人が、骨粗しょう症の薬を飲み始めたとは聞いていましたが、
「孫の運動会で上京します」と元気なメールをくれていたので、
今回の「背骨を骨折した」という知らせには、正直とても驚きました。
調べてみると、この背骨の圧迫骨折は、転んだり強くぶつけたりしなくても、
くしゃみや、ちょっとした動作でも起こることがあるそうです。
「え、そんなことで?」と思うほど、日常の中にリスクが潜んでいることを知り、怖くなりました。
背骨の圧迫骨折で起こりやすい症状
- 強い痛み
寝返りを打つとき、立ち上がるときなどに、背中や腰に鋭い痛みが出る。 - 体の変形
背骨がつぶれるように変形し、背中が丸くなったり、身長が低くなったりする。 - しびれなどの神経症状
変形した骨が神経を圧迫すると、足のしびれや違和感が出ることもある。 - 自覚がない骨折
痛みが軽く、「年のせいかな」と思っているうちに、実は骨折していたというケースも少なくない。
今年はまだ友人と会えていないので、詳しい様子はわかりませんが、
別の友人も「気づかないうちに背骨が折れていた」と話していました。
転ばなくても起こる。
気づかないうちに進んでいることもある。
だからこそ、「怖いけれど、他人事ではない」と強く感じています。
背骨の圧迫骨折は、骨が弱くなっていることが大きな原因です。
つまり、日ごろの骨のケアが、そのまま将来の骨折リスクにつながるということでもあります。
腰や背中の痛みがあったら病院へ

骨の状態は、自分では見えません。
もし腰や背中の痛みが数日続いたり、「いつもと違う痛み」を感じたら、
年のせいと決めつけず、一度病院で検査を受けてみることが大切です。
背骨の圧迫骨折は、レントゲンやCTで調べないとわからないことも多く、
「ただの腰痛」だと思って我慢しているうちに、骨のつぶれが進んでしまうこともあるそうです。
早めに見つかれば、コルセットや安静、薬で進行を防げるケースもあるそうです。
だからこそ、「ちょっと変だな」と感じたときの受診が、将来の歩行や生活の質を守ることにつながります。
調べてみると、「そんなことで?」と思うような日常の動作でも、
骨が弱っていると圧迫骨折につながることがあるそうです。
- 尻もちをつく
- 重い物を持ち上げる
- くしゃみや咳をする
- 布団の上げ下ろし、長時間の中腰作業
- 椅子に勢いよく座る
- 猫背の姿勢を続ける
転ばないことはもちろん大切ですが、それ以上に「骨に負担をかけない動き方」を意識することが、70代の体には必要なのだと感じました。
よろずやマルシェカルシウムをとっているのに、なぜ骨折するの?

「カルシウムは意識してとっているのに、なぜ骨折するの?」
同世代の友人の話を聞いて、私も不思議に思いました。
実は、骨は量(骨密度)だけでなく、質もとても大切だそうです。
骨密度の数値が悪くなくても、骨の中がスカスカになり、
衝撃に弱くなっていることがあります。
若いころの骨は、しなやかで衝撃を吸収できますが、
年齢とともにその弾力が失われ、同じ力でも折れやすくなるのです。
カルシウムだけでは足りない理由
カルシウムは骨の材料ですが、
体にきちんと吸収されて、骨に使われなければ意味がありません。
そこで重要なのが ビタミンD です。
私が医師に言われたのも、
- カルシウムをしっかりとること
- ビタミンDをとること
- そして、日光を浴びながら散歩をすること
でした。
ビタミンDは、食事からだけでなく、
日光を浴びることで体の中でも作られるそうです。
日焼け止めとのつきあい方
日焼けは気になりますが、
日焼け止めをたっぷり塗りすぎると、ビタミンDの生成が弱くなることもあると聞きました。
だから私は、
朝や夕方のやさしい日差しの中で、
短時間だけ散歩をするように心がけています。
結局いちばん大事なこと
カルシウムのサプリや食品だけに頼るのではなく、
- バランスのよい食事
- 日光を浴びること
- 歩くなどの適度な運動
この3つがそろって、はじめて骨は丈夫になるのだと感じています。
骨を強くするには食事と運動が大事!

骨を丈夫にするためには、カルシウムだけでは足りません。
それをきちんと骨に届け、定着させる栄養と体の使い方が大切だと感じています。
骨を支える栄養素の役割
骨づくりに欠かせないのは、次の3つです。
- ビタミンD
カルシウムの吸収を助ける。
食事だけでなく、日光に当たることで体の中でも作られるのが特徴。 - ビタミンK
吸収されたカルシウムを、骨にしっかり定着させる働きがある。 - たんぱく質
骨の“土台”となる材料。
筋肉だけでなく、骨の強さにも関係している。
だから私は、
「カルシウムだけとっていれば安心」ではなく、
いろいろな食品をバランスよく食べることが一番の近道だと感じています。
骨を強くするには「動かす」ことも欠かせない
骨は、使わないと弱くなってしまうそうです。
そのため、歩くことや筋トレが勧められています。
寝たきりになると、骨に刺激が伝わらなくなり、
短期間で骨量が減ってしまうのもそのためだそうです。
私自身、骨のことを考えてジムに通っていますが、
特別な運動でなくても、
- 歩く
- 筋トレをする
- かかと落としをする
- 階段を使う
こうした日常の動きが、そのまま骨への刺激になります。
無理のない範囲で、
「動かない時間を減らすこと」
これが70代の骨を守るコツだと思っています。無理せず、継続することが大切です。
転ばなくても折れる「背骨」だからこそ気を付けたいこと

背骨の圧迫骨折は、転ばなくても起こることがあります。
だからこそ私は、「気づいたときから、できることを続ける」ことを大切にしています。
食事と薬で骨の土台を守る
骨量が減っているとわかってから、食事を見直すようになりました。
- カルシウムを含む食品
- きのこ類などのビタミンD
- 納豆などの大豆製品
そして、毎朝コップ一杯の牛乳を飲んでいます。
正直、薬が苦手ですが、
「骨折を防ぐために必要なもの」と思えば、続けられています。
座りっぱなしを減らす工夫
今の仕事は、どうしても座りっぱなしになりがちです。
だから私は、
- できるだけ歩く
- トイレは階段を使って上の階まで行く
など、日常の中で体を動かす工夫をしています。
こうした小さな動きが、骨への刺激になります。
検査で「今の自分」を知る
私は、3か月ごとに骨密度の検査を受けています。
ビタミンDが少ないことがわかり、
かかりつけ医から処方されたビタミンDも続けています。
骨の状態は、自分では感じ取れません。
だからこそ、定期的に数字で確認することが、安心につながっています。
痛みを我慢しない
背中や腰に痛みが出たときは、無理をせず、まず様子を見るようにしています。
そして、痛みが続くようなら、すぐにかかりつけ医を受診するつもりです。
「そのうち治るだろう」と我慢しないことが、
背骨を守るいちばんの近道だと感じています。
まとめ「骨量がある=安心」ではない。だから今こそ生活習慣を見直そう

骨は、カルシウムをとっているだけでは強くなりません。
食事・日光・運動――この3つがそろって、はじめて「折れにくい骨」になります。
友人の背骨の圧迫骨折は、
私に「今できることを、毎日続ける大切さ」を改めて教えてくれました。
また元気に出かけられるようになったら、
一緒にランチに行ける日を楽しみにしています。
今の私にできることは、特別なことではありません。
- バランスのよい食事の中で
カルシウム・ビタミンD・ビタミンKを意識すること - 毎朝、納豆を食べる
- ヨーグルトやチーズを少しずつ続ける
- 歩く、体を動かす
こうした小さな積み重ねです。
実は、前回の骨量検査で、先生が少し驚いていました。
「この時期は普通は減るのに、少しだけど骨量が増えているね」と言われたのです。
70歳でも、心がけ次第で骨は変わる。
それを実感できたことが、何よりの励みになっています。
今からでも、骨量アップは間に合います。
運動と栄養を意識して、
これからの人生を元気に、旅行や外出を楽しめる体を保ちたいですね。
気づいた今が、いちばん若い時。
今日から一緒に、骨折しにくい体づくりを始めませんか。
圧迫骨折を防ぐコツ:身体にやさしい動き
背骨は縦方向の衝撃と、前に丸める動きに弱いのが特徴。
床の物を拾うとき
❌ 腰から曲げる
⭕ 膝を曲げて、しゃがむ
洗濯物や荷物を持つとき
❌ 体を前に倒して持ち上げる
⭕ 体に近づけて、膝を使って持ち上げる
布団から起きるとき
❌ いきなり上体を起こす
⭕ 横向き→手で支えて→ゆっくり起きる
掃除機・草取り
❌ 前かがみで長時間
⭕ 片膝をつく・背筋を伸ばす




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