VLOOKUP関数(データを取り出して表示する関数)で、表の途中から、何も表示されなくなったけど、どうすればいい?と言われました。
これは、関数を入力時に、絶対参照にしてなかったことが原因でした。参照するセルが、どんどんずれて、参照できなくなったのです。
絶対参照
絶対参照にしておくと、固定されているセルの前後に、「$」が付きます。
「$」が前後に付いているとズレることがないので、消費税の税率を参照した計算にも使えます。
使い方としては、数式を入力する時に、『F4』キーを一回押します。『F4』キーを押すたびに、絶対参照から、複合参照に変わります。
「セル参照」の記事にも書いたので、参考にしてくださいね。(*^^*)
Vlookup関数などの関数を使用する時、データを参照する時などに、絶対参照にしておかないと、どんどんずれて表示されなくなってしまいます。
聞かれたのは、氏名、旧住所、新住所等のデータを、元のデータから取り出して、一つの表にまとめていました。
情報が集約されて、見やすい表でしたが、途中から何も表示されなくなって、困っていたのです。
数式を絶対参照にするだけで、表示されるようになり、解決できました。(*^^*)
複合参照
複合参照は、数式を使う時に、列だけを固定しながら、行は移動する。行だけを固定しながら、列は移動する、というように、絶対参照と、相対参照を組み合わせた参照になります。
『100マス計算のような表』を作り、B2に入力した関数を、オートフィルで、G2まで横方向にコピーしました。
A2の「$A$」と、A2が固定されているので、2行目は、G2までは正しい式になっています。
でも、B2から下方向に、オートフィルでコピーをすると、A列が固定されているので、B2×A2からB3×A2と、行がどんどんずれています。
縦方向にコピーしたい時には、行を固定しないとズレてしまうのです。
ここでは、行を固定して「=$B$2*A2」とします。
「$」で固定
数式を作成し、数式バーで、ドラッグして『F4』を押すと、『$』で固定されます。押す回数によって、絶対参照から、複合参照まで、変わるので、試してくださいね。
まとめ
数式をコピーする場合、ズレないために絶対参照や、複合参照の仕方を覚えましょう。
作った時には、問題ないように見えて、使っているうちに、データが反映されなくなったり、計算式がずれたり、結果が違ってきます。
仕事にも影響を与えるので、注意が必要です。
消費税のように、8%、10%を固定しておけば、間違いなく計算してくれるので、大量に計算したい時には、役に立つ事と思います。
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