「節約」というと、ついお金の話を思い浮かべますが、70歳になった今感じるのは“健康こそ最大の節約”という事です。
病気になればお金も時間もかかります。だからこそ、日々の体調管理や、ムダを減らした買い物の仕方を見直すことが、結果的に家計にも優しい暮らし方になります。
今回は、仕事がない今の私が実践している「健康を守る節約習慣」と「無理のない暮らしの工夫」をご紹介します。
仕事が見つからない今こそ、健康維持がいちばんの節約
70歳になると、新しい仕事を見つけるのは決して簡単ではありません。
面接で「健康には自信があります」と伝えても、「重い物は持てないのでは」「立ち仕事は厳しいのでは」といったイメージを持たれることもあります。
人手不足の時代と言われていても、70歳からの就職活動には現実の壁を感じます。
そんな今、私が意識しているのは「健康を維持することこそ最大の節約」という考え方です。
病気になれば医療費がかかり、働く機会も失ってしまいます。だからこそ、仕事が見つからない今の時間を「自分の体を整える期間」として大切にしています。
10月は、市民健診をはじめ、歯科・眼科・大腸内視鏡検査・骨量検査を受けました。幸いどこも問題なく、骨量も少し増えていました。
日頃の体のメンテナンスが無駄になっていないことを実感でき、何よりの励みになります。
風邪をひかない、早めに健康チェックをする――こうした積み重ねが、結果的には医療費の節約にもつながりますよね。
「健康維持はお金をかけない最大の節約」ですが、朝一杯の牛乳と鉄分のグミサプリは利用しています。
体のメンテナンスを大切にしながら、日々の暮らしの中でも無駄を減らす工夫をしています。次に意識しているのは、買い物の仕方です。
【Green Beans】
70歳から始めた買い物の工夫
スーパーへ行くと、まず消費期限が近い値下げ品コーナーをチェックするようにします。
無駄なく食材を使い切ることが、結局いちばんの節約のコツだと気づいたからです。
以前の私は、つい買いすぎてしまい、野菜をダメにしてしまうこともしばしばありました。
今では、買い物に行く前に冷蔵庫と冷凍庫の中身を確認し、「家にあるもので何が作れるか」を考えてから買い物に出かけます。
たとえば今日の午前中は、残っていたピーマンと竹輪で炒め物を、冷蔵庫のごぼうと人参できんぴらごぼうを作りました。
味噌汁にはキャベツと冷凍しておいた油揚げを使い、ぬか漬けには大根とゆで卵をプラス。
さらにズッキーニは冷凍保存し、夕食用には冷凍庫のシャケを焼くだけに。
おかげで野菜室がすっきりし、買い物の回数も減りました。
最近は週に一度のまとめ買いにして、特売日を中心に予算を立てています。
出かける前に冷蔵庫の中と調味料を確認し、足りないものをメモ。
買い物中はスマホの電卓で合計金額を出しながら、予定金額をオーバーしないように調整しています。
予算を超えそうなときは、買い物かごを見直して売り場に戻す勇気も大切です。
無理をせず、楽しみながら節約を続けることが、長く続けるコツだと思います。
食費の節約に加えて、毎日の暮らしの中でも小さな見直しを続けています。次は、光熱費や生活習慣の工夫についてお話しします。
これからの寒い季節、出かけるのが困難な雪が多い日などは、ネットスーパーを利用します。当日でも、時間通りに配達して頂けるのは嬉しいですね。
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光熱費と持ち物の見直しでシンプルに暮らす
電気やガスなどの光熱費の節約も意識していますが、寒さを我慢したり、体調を崩すような節約はしないようにしています。
無理をして風邪をひいてしまっては、医療費がかかり、かえって損をしてしまいますからね。
私の場合、ジムに通う時間が長くなったことが光熱費の節約につながっています。
ジムで汗を流したあとお風呂に入って帰宅するので、家ではお湯を沸かさずに済み、電気代やガス代がかなり抑えられています。
これからは、ジムのマッサージ機も利用して、ゆっくり過ごす時間を増やすのもいいかなと思っています。
また、洋服の見直しも節約の一つです。
すべての服を出してみると、同じような色やデザインのカーディガンやセーターがたくさんありました。
今は必要なものだけを残し、不要なものはリサイクルショップ（ハードオフ）に持っていくようにしています。
「本当に使うものだけを持つ」ことが、心にも家計にもやさしい節約につながると感じています。
無理をせず、楽しみながら見直していく――それが70歳からの私の節約術です。
節約とは我慢することではなく、自分の暮らしを見つめ直すきっかけ。健康を守りながら、今あるもので心地よく暮らすことが、これからの私の理想の暮らし方です。
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健康を守ることが、いちばんの節約生活
仕事をするにしても、一番大事なのは健康です。
体調が悪いと感じたら、早めにかかりつけ医に行くようにしていますし、定期的な通院と検査も大事にしているお陰で元気でいられると信じています。
もちろんバランスの良い食事も大切にしていますので、節約しても栄養を考えて買い物をしています。たまには、自分へのご褒美も必要です。美味しい物を食べて元気に過ごしたいですね。
節約は「がまん」ではなく「自分を大切にする」ことから始まるのかもしれません。
無理なく続けられる工夫を重ねて、これからも心と体を整えながら暮らしていきたいですね。
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