70歳の就活日記　短期の仕事が決まるまで。

70歳になった今、今までと同じように事務の仕事を探していますが、なかなか採用には結びつきません。
面接では「この求人に応募することについて、ご家族は何と言っていますか？」と聞かれることもあり、正直どう受け止めれば良いのか戸惑うこともあります。

就活は、自分自身を見つめ直す“自己成長の場”だと信じて、焦らず一つずつ取り組んでいます。
とはいえ、ハローワークへ通うのにも少し疲れを感じ始めていました。

そんな時、短期ではありますが、採用の連絡をいただくことができました。
小さな一歩ですが、私にとっては大きな励みになりました。

70歳になると見つからない仕事

事務職では、もう就職できないのかとあきらめて、他の職種を模索していた時。

69歳の方なら採用された例もある、と担当者に勧められ、給食センターの調理員に応募しようとした時のことです。
担当者が電話で私の年齢を伝えた瞬間、空気が変わりました。

結局、調理員の仕事は、給食センター、社員食堂など3件続けて断られました。

担当者は「毎日筋トレもされていて、立ち仕事も大丈夫ですよ」と私のことを説明してくれましたが、それでも次々に断られる現実。甘くはありません。

70歳になると、世間では「重いものは持てない」「長時間の立ち仕事は無理」というイメージが当たり前なのだと痛感しました。
しかし、家事が得意な人なら調理の仕事は十分に活かせるのでは？と、私は思います。

献立が決まっていてレトルトを温めるだけ、という高齢者施設の調理なら、高齢者にもできるのではないかと思いますが…　朝5時半からという勤務時間は、これから迎える雪の季節を考えれば、やはり難しいと感じました。しっかり働くためには、無理は出来ません。

このように、“年齢だけで判断されてしまう壁”に、何度もぶつかりました。

就職先として特別養護老人ホームの見学

近所の方に話を聞いて、電話をかけたのは、社会福祉協議会でした。

社会福祉協議会の中に福祉人材センターがあり、求職登録をしておくと、ハローワークのように紹介を受けて仕事を探すことが出来ると聞いて早速申し込みました。

資格が無くてもできる、介護補助という職種がある事を知りました。聞けば、施設によって仕事の内容は様々で、シーツ交換や洗濯物を畳むような仕事だそうです。

介護資格は無いので、おむつ交換など入居者に直接手を触れるようなことはしないそうで、これなら私にもできるかも？と見学に行ってきました。

折込チラシが入り、直接電話をください、と書いてあった介護老人福祉施設に電話をかけ、見学に行くことにしました。仕事内容は、聞いていた内容とはずいぶん違うという印象。体力的にキツイ職場と感じたし、しかも面接をしても「採用になるとは限らない。本社の決定になるので…」と。

ワガママを言える立場ではありませんが、身体を壊しそうな体力的にキツイ職場には行けません。得意な事を活かせる職場を見つけたいものです。

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まとめ：短期の採用になりました

ハローワークの担当者に、事務職をまだ諦めなくてもいいのでは？とのアドバイスを受けて、応募した職場です。

応募した2件のうち、１件目は不採用でした。

面接の中では、「この仕事に応募することをおうちの方はどう言っていますか？」と聞かれることが増えました。今回も「家族は応援してくれています」と答えましたが、70歳過ぎで、事務系の仕事を探すのはおかしいのでしょうか？それとも家族との意思疎通が出来ているかの確認？

人生100年時代、年金だけで暮らすのは大変、ということで就活する高齢者が増えていますし、パソコンが得意なシニアも多くいますが、現実はキビシイです。

履歴書を送付して面接を受けた別の職場から「採用します」との連絡がありました。短期ですが、希望していた事務職です。

最近は、就活している若い方が多く、シニアにとってはかなり厳しい状況ですが、頑張っていれば採用してくれる職場もあります。不採用が続くと落ち込みますが、気持ちを切り替えて頑張りたいですね。

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